Project Bleue

【プロジェクト ブルー】
ナチュラルワイン 海底熟成プロジェクト

Story

2022年8月、品介酒店の店主が発起人となり、店主の出身地である京都府京丹後市の海岸沿いにある『青の洞窟』内にて、ソムリエ・京丹後市・地元漁師・漁協・料理人さん方々のご協力のもと、ナチュラルワインを海底熟成させるプロジェクト『Project Bleue プロジェクト ブルー』がスタートしました。

ゴールは、
『海の資源である最もナチュラルなワインセラー(海底洞窟)を有効活用し、”海の幸”に合う海のナチュラルワインを創生する』こと

地中海のティレニア海にあるイタリアのカプリ島の青の洞窟に引けをとらない、青色が神秘的に映えるパワースポットである『海の京都版 青の洞窟』

奥行き60mにも及ぶ洞窟の奥は光が射さず真っ暗で外界よりも温度が低く、洞窟の海底はさらに温度が安定して低い。そこは、地球の数十万年にもわたる海の侵食で出来た『最も自然なワインセラー』なんです。

・温度変化に敏感と言われるナチュラルワインを、その最もナチュラルなワインセラーで熟成させたい。
・ナチュラルなワインセラーで熟成させるのは、やはりナチュラルな造り方をしたナチュラルワインでしかあり得ない!

そんな思いから、地元の漁師さん、漁協さん、料理人さん、鉄工所さん、京丹後市さん、ワインソムリエさんの方々のご協力のもと、海のナチュラルワインを創ることを目指すプロジェクト『Project Bleue』を2023年8月に発足させました。

2022年9月26日
青の洞窟がある京都府京丹後市の岬へ向かうダイバーさん達
(水中エンジニアリング様)

2022年9月26日
京丹後市内の人気の宿泊・食事処の料理人さん達とワイン選びのため試飲会
(オーベルジュまつつるさんにて)

2022年10月22日
冬の日本海の荒波と盗難に耐えうる頑丈な鉄カゴが完成
(地元の中江鉄工所さんにて)

2023年9月より
・プロの潜水会社による洞窟海底の潜水調査
・熟成させるワインを選定するため、ソムリエや地元の料理人さんと幾度にもわたる試飲会(ワイン候補35種類から)
・ワインを青の洞窟で熟成させる許可について、京丹後市さん、漁協さん、海上保安庁さん、税務署さんと調整
・冬の日本海の荒波や盗難に耐えうる頑丈な鉄カゴを地元鉄工所さんと作製
・海中で熟成中のワイン内に海水が万が一でも入ることが無いよう、追加のシールキャップを塗布
などを行い、ひとつずつ困難をクリアにしていきました。

2022年11月7日
約150本のワイン設置作業へ出発するため船で準備
(竹野漁港)

2022年11月7日
青の洞窟へ向けて出港

2022年11月7日
ダイバーさんによるワイン設置

そして2023年11月7日、約150本のナチュラルワイン&自然酒を無事に青の洞窟内の暗闇の海底へ設置することが出来ました。

現在、約150本のナチュラルワインが青の洞窟の真っ暗な海底で眠っています。
2023年の春~夏にかけて引き揚げ、試飲評価を行った後、海底熟成させたナチュラルワインを販売する予定です!

Movie

2022年9月26日 洞窟の海底で熟成場所を探すための潜水調査:

2022年11月7日 洞窟の海底へワインを設置:

Newspaper

2022年11月16日
京都新聞の朝刊に本プロジェクトを掲載いただきました